大阪の悠里司法書士・行政書士事務所 代表の前川です。
昨日、ある和食料理店で食事をしたときのお話です。
凝った料理で種類がたくさんあり、盛り付けも一工夫あって、なかなか味だけではなく目も楽しませてくれるようなハイレベルなお料理で気に入っていました。
ところが、昨日はサービスの質が低いな、と感じるできごとがありました。
出てきた料理にご飯が後で出てきたのですが、その量がお茶碗の3分の1ぐらいしか入っていない。
炭水化物の調整をしているわたしには、いつもがっつり減らしてもらってこれでいいのって何回も聞かれるぐらいのちょうどいい量でしたが、同席していた人に男性もおり、その人のご飯の量も同じ量。
ランチタイムの普通の定食で考えると考えられない量。
しかも、初めて来たわけではなく、以前はそんなことは一度もなかったのに。
ご飯が少ない点を伝えると、お替りしてください。
と。
この対応は、一見問題なさそうに感じるかもしれませんが、わたしが店員ならそうしません。
なぜなら、ご飯が少ないと伝えているのに
「お替りしてください」
とすると、お客様に再度お替りするという面倒な行動を負わせることになるのがまず一点。
もう一点は、ご飯の量でおかずの量を調整するなど、食べ方が最初に入っている量、次にくる量によって食事自体の進め方(量だけではなく食べる順序など)や楽しみ方、すべてに影響してくる可能性があります。
「お替りしてください」
には、店にしかメリットはありません。
無駄なご飯を消費したくない。
欲しければまた声をかければよいだろうという、質のよいサービスとはかけ離れた考えです。
わたしは、飲食店などのサービス業の経験もあります。
基本的にサービス業が好きです。どのような形でも自分の行動によって誰かが笑顔になるのが見たい。大げさかもしれませんが、サービス業は人を幸せにできると考えています。
これは、飲食店の店員のときも、関空時代も、司法書士になった今も全く変わりません。
まずは自分が相手だったら何をどうしてほしいか考えるのが一番。
そして、その人によって求めるものが違う点も考慮し、その人が何を求めているのかコミュニケーションを通じて知ろうとすること。
司法書士として同じ業務を同じように終わって結果は同じかもしれない。
でも、ご依頼者の満足、自分のことを考えて進めてくれた、いつでも相談できるパートナーができた、そういった気持ちになっていただけるかどうかというところが一番重要なところです。
まだまだ、発展途上で天井はありませんが、今日より明日、明日より明後日がより質のよいサービスとなるようさらに上を目指し今後もこの天職と思える司法書士という仕事を続けていきたいです。
悠里司法書士・行政書士事務所(大阪市福島区) 代表 司法書士・行政書士まえかわいくこ