定額小為替の発行手数料が高すぎる件

大阪の女性司法書士 悠里司法書士・行政書士事務所の前川です。

司法書士、行政書士のおしごとをしておりますと、定額小為替をよく取扱います。

特に、うちの事務所は他の司法書士事務所よりも、代理で取得する書類の数や種類が多い(帰化申請など、膨大な書類の代理請求をする業務が多いため)ので、毎日のように定額小為替の封入をして全国各市役所等に請求します。

で、この定額小為替。

ゆうちょ銀行 定額小為替

種類は、50円、100円、150円、200円、250円、300円、350円、400円、450円、500円、750円、1,000円

の12種類があります。

そして、どの金額の小為替も発行手数料は、同じで、

1枚あたり100円

です。

50円の小為替を入手するには、150円を支払う。

ということになります。

主にこの定額小為替を利用する場面というのは、遠方の役所に、戸籍や住民票などの書類を請求するときに、その手数料を定額小為替で送るというときです。

役所の郵送請求の説明には、大抵、小為替はちょうどの金額を入れるように。

との記載があります。

請求する書類の種類や通数が最初からはっきりしていれば、その金額を用意すればよいです。

でも、何が何通でてくるかわからないことも結構あります。

たとえば、相続で使用する亡くなった人の戸籍類は基本的にすべて必要です。

そこで、その管轄の役所に存在する日相続人(亡くなった人)の戸籍をあるものすべてほしいということで請求することがあります。

でも、実際には、改製原戸籍などになっていて同じ本籍地の戸籍でもいくつも出てきたり、通数は請求前にはわからないことも多いのが実際のところ。

ちょうど送れと言われても無理なものはムリ。

しかも、改製で原戸籍になったのは、お国のせいですからそもそも、どうして取得しないといけない書類増やしてくれるねん?っていう気持ちにもなりますが・・・

話は戻りまして、そういった場合には、余分の小為替で送るのが普通です。

上記の金額の種類で言うなら1000円、ずばりこれでしょう!

大抵の役所は、小為替でおつりを入れますが、一部の役所ではちょうどもっかい送れ!

とそれでも、言われます。

うちの事務所のように、本当に全国各地の役所に請求していると、地域的に、どこの役所は柔軟な対応をしてどこの役所は全く対応してくれないなど大体把握していますので、役所ごとに送る定額小為替の内容を調整してスムーズに代理請求ができるようにしています。

そもそも、定額小為替で手数料支払えと言いながらおつり出されへんって、ひどすぎる話です。

勝手に改製原戸籍とかにしておいて、きっちり送付するためには、手数料いくらかかると思ってるねん?

それやったら、最初から、印紙とかきっちり送れて手数料ない形で支払わせてくれ!

と思うのは私だけではないはずです。

が、これはずっと長年同じなのですぐには変わりそうにないです。(汗) ※日本ってこういうところ、他の国に後れを取っていますよね~。悪しき慣習保持みたいな・・・。

とはいえ、証紙が廃止とか、いろんな税金がペイジーで支払えるようになったとか、少しずつ時代は変わっていっているので、自分が司法書士現役の間に代わる可能性もあるのかも。

悠里司法書士・行政書士事務所(大阪市福島区) 代表 司法書士・行政書士まえかわいくこ