司法書士の名前は意外と長くこの世に残る?

司法書士のお仕事をしていると、

「司法書士って、意外と名前が長く残るものだな~」

と感じる場面があります。

それは、古い権利証(登記済証)を見るときです。

相続登記をするときなどに、参考資料や、登記申請の添付書類としてご用意いただいた古い権利証を目にすることも多く、

その中には、一体いつの?

っていうぐらい古い書類であることもあります。

その申請書や表紙(まとめて権利証)に記載されている司法書士の名前は、その司法書士がいなくなってからも、長い間、大切な権利証として保管され

その司法書士の存在も何十年経ってから、権利証とともに復活してくる。

わたしは、そのような古い権利証を目にするたびに、何だか趣きを感じるのです。

自分がいなくなっても、権利証に名前が残るって考えると、

あらためて司法書士っていう仕事を誇りに思う気持ちが強くなります。

最近では、昔の権利証と違って、申請書副本が登記済証(権利証)となっておらず(昔は、登記の申請書自体の副本が登記済証になっていました、他の書類のコピーが登記済になることもあります)

登記識別情報が権利証となりますが、登記識別情報自体には、司法書士の氏名は記載されていないものの、

権利証として保管する書類の中に通常含まれる、「登記完了証」に司法書士の申請した情報が記載され、また表紙にも司法書士の名前は記載されるので、自分の名前も相当年数長くは保管されるものと想像します。

昔は、自分の氏名があまり好きではなかったけど、

いまは、

「司法書士 前川郁子」

は、大好きになりました。

毎日、誇りをもって心から愛する仕事をできていることは本当に幸せなことだと実感しています。

生涯現役司法書士を目指し、一日一日、ご依頼者のお役に立てるように、引き続き頑張ります!!