帰化後の日韓夫婦とその子供の姓(名字)

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本日は、帰化申請のご相談がありました。

 

帰化をされるのはご主人だけですが、奥さまも一緒に来られました。

とてもしっかりされていて、すごくかわいらしい方です。

 

在日の方で家族そろって帰化される場合も多いのですが、今回のように夫か妻どちらか一方が韓国籍で、他方が日本籍というカップルも少なくありません。(因みにうちもそうです)

 

妻だけが韓国人の場合で帰化するときは、そのまま日本人である夫の姓を通常帰化後の名字とします。

しかし、夫が韓国人の場合は、色々問題も考えれます。

例えば、日韓カップルの子は22歳に達するまではダブル国籍が可能ですので、日本の役所には母の名字で日本人として届け出ている場合があります。(夫の通名を名乗ることも可能ですが、そうしていないご夫婦も少なくありません)この場合、子どもが学校など正式な場で出す名前は基本的に奥さんの名字になります。

ところが、韓国籍の父が帰化することによって父の名字(それまでの通名)を選ぶと、母も子も父の名字になります。

子供が小さいうちに帰化して父の通名の名字にすればいいですが、子がある程度大きくなっていると、今まで使用していた名字から変わるため色々不都合も生じますので、帰化後の名字を定めるときは慎重に夫婦や子供を含めた家族全員で話し合って決めることをお勧めします。