司法書士の仕事の中にはどこの司法書士に頼んでもできる仕事とそうでない仕事があります。
たとえば、簡単な日本人の方の相続による名義の変更（相続登記）、抵当権抹消などはほぼすべての司法書士事務所で対応が可能な業務です。
他方、司法書士の業務の中でもニッチな業務も多く存在していて、そこに特化してやっていっている事務所はそう多くはありません。
オーソドックスな司法書士事務所の経営方法としては、売買などの決済業務を数こなして売上を上げていくという形です。
これは、ルーティーンワーク（一歩間違えば、肉体労働に近いぐらいタイトなスケジュールの司法書士事務所もありますね）で、経営者としては、人さえ確保できれば非常に楽に継続的に収入が確保できるのです。
でも、仕事として面白いか？って言われたら私は正直そればかりだと面白くないし、肉体的にも大変で、結局精神的にもしんどくなってしまうと思います。
うちの事務所は上記のニッチな業務に特化した司法書士事務所です。
具体的には、在日韓国人の方の相続（複雑なもの、韓国の相続人とのやり取りが必要なケース、韓国の役所とのやり取りが必要なものなども含む）や、帰化、その他、日本の家庭裁判所に提出する書類作成等、韓国語ができる＋司法書士ができる業務
という両方が必須となる手続きに特化してやっております。
範囲も多岐にわたりここに書き尽くせません。
他の司法書士事務所に相談したができなかったが、こちらに依頼して解決し、非常に感謝しますなどのお手紙をいただいたり、普通の決済業務ばかりをやっている司法書士には味わえない、遣り甲斐があります。
まだまだニッチな分野を開拓していきたいなと考えております。
誰れでもできる仕事ではなく、うちだからできる仕事を増やしていく予定です。
悠里司法書士・行政書士事務所（大阪市福島区） 代表 司法書士・行政書士まえかわいくこ