正しい情報を得ることの難しさと専門家の存在意義

とんとご無沙汰しておりますこのブログでございます。

10月まで数か月間は、

なんじゃこりゃ?

ってぐらい電話が鳴らない時もあったりして、

「うち、今、営業中やんね?」

って、少し首を傾げたり、受話器あがってるか、確認したりしていましたが、

11月に入ってから、今までのは何だったんだ?

ってぐらい、ジャンジャン電話がなって、ありがたや、嬉しい悲鳴とともに、

本当に、本当に贅沢ながら、もう少しだけまばらにしてくれたら・・・

という気持ちも少しはありつつも、何とか毎日全力で業務を全うしている日々でございます。

ところで、本題に入ります。

このご時世、本当にたくさんの情報がネットでは流れています。

一見、何でも自分が求めている情報が得られそうな錯覚を起こします。

でも、実際には、自分の情報を収集する方法によっては、誤った情報を事実として得てしまったり、断片的に情報を集めたたために重要な部分が抜け落ちてしまったりすることがよく起こります。

特に法律が関わる手続きについては、法律やその実務を知らない人が必要な情報を集めるのは非常に難しいと言えます。

法律の専門職である、「司法書士」の日々の仕事としましては、

一般の方が不慣れな法律が関わる手続きを代理させて頂いたり、それ以前に、法律が関わる手続きで、何をどうしてよいのか分からない、あるいはまず可能かどうかさえも分からない方に、今後どういったことをどう進めていけばいいか、など解決に導くお手伝いをさせていただくというのが主なものとなります。

相続の登記をする、相続の放棄をするなど進める手続きが決まっている場合は、話は早いです。

手続きが最後まで支障なく進められるかどうかを判断する情報を引き出させていただき、問題なく進められる場合は、お見積りをし、ご納得いただければ進めていくような形となります。

ただ、中には自分が何から手を付けたらよいか、どんな選択肢があるのかないのか、何をするかが分かってもどう進めたらよいか、あるいは、進めるにあたって支障が出る可能性が高い場合は、他にどういった手段が考えられるのか、

などの相談業務からスタートすることもあります。

相談業務は、簡単そうで簡単でない。

色々な情報を聞き出し、その方のご意向や取り巻く状況、将来的なこと、本当に様々なことを考慮して、考えられるすべての選択肢をすべてお伝えし、そのメリットデメリットなども合わせて理解いただき、最終的にどの方法や進め方を

取られるかを決定していただく。

これを、司法書士などの法律専門家にきちんと相談されずに自分で得た情報だけを基に手続きをされて致命的な失敗となっている方を本当に数多く見てきました。

手続きをする前に、一度相談してもらえてたら・・・

といったケースは本当に多い。

自分でネットで得た情報はただ  どころか、間違った情報は大きなマイナスになりえる。

きちんとした情報を相談すべき専門家から得て、きちんと取りうることができる手続きの説明を受け進める。

たとえ、それに費用がかかっとしても、自分で調べた情報だけで進めてしまって取返しのつかない失敗をするよりは、何倍もましだと思います。

そのために、司法書士などの専門家がいるんです。

情報は何よりも価値がある。

自分が知りたい情報、それも自分が必要とする正確な情報をピンポイントで得るためにはかなりの労力がかかり、しかもそれが正しいかどうかが分からない。

よって、わたしも自分の専門分野以外の件については、色々な専門家の力を借ります。

「この情報を知ってたらすべて解決できる」が分からなくて悶々とすることは、誰でも経験あると思います。

その道の専門家に相談することが、正しい情報を得ることが、一番の解決への近道。

情報ほど価値があるものはないな。とこの仕事をしていると日々感じずにはいられません。