司法書士という仕事は日々色々な出会いの連続です。
人好きでないととてもできない仕事だと思います。
逆に言えば、人好きな人にはもってこいの仕事なのです。
そんな風に出会いを重ねていると、不思議なことに初対面の方でもどのような方かすぐに分かってくるのです。
職業病ならぬ職業特権とでもいいましょうか。
当然、人というのは複雑なものですので、深く理解することは短時間は無理です。
ですが、この人を信用できるかどうか、信念を持っている人かどうか、どういった魅力がある人なのかは大まかに把握できます。
先日もある登記の依頼でご来所頂いた方に、
「職業は、○○のような雰囲気でいらっしゃいますね! 」
と言うと、正に大正解でした。
我ながら すごいぞ~ と思いました。
もちろん制服を着ていたり、作業着を着ていて誰から見ても職業が分かる条件ではなく普通にスーツです。
でも、雰囲気で分かってしまいます。
電話でも職業までは当てられなくても大体は分かります。
初めてかけてこられる方も色々な方がいらっしゃるので興味深いです。
心は声や顔、表情、服装やしぐさ、話し方、言葉遣いなどに映し出されるのです。
そう考えていると、自分についてもそうなんだなと改めて思い気持ちを引き締めます。
特に人は若いうちは若いだけで輝いていて美しいけれども、歳をとると顔にすべてが出てしまうので、美しくいるためには心を美しくしないといけないと思うのです。
今後もこの能力を研ぎ澄ますとともに、自分自身も他の人に短時間でも理解してもらえるように、まず心を磨いていきたいです。
大阪の司法書士・行政書士 まえかわでした。