申請書の綴じ方にこだわるか否か

登記の申請書、特に不動産登記の申請書については、各司法書士事務所によってその綴じ方は色々です。

 

登記権利者、義務者が存在する登記であれば、

義務者関係の書類を先に持ってくるか? 権利者関係を先に持ってくるか?

 

相続登記などの場合には、

被相続人の同一性の書類をどこに持ってくるか?

 

原本還付書類については、

司法書士側が原本還付処理の押印がしやすいように綴じるか?

あるいは、

司法書士の押印箇所、原本還付処理が多くなっても登記官が見易い順序にこだわるか?

 

援用できる書類について、

援用できるので、前件しか入れないか?

登記官が見易いように、援用できても後見にも原本還付処理をしたコピーをいれるか?

 

考え出したらきりがないですが、本当にその事務所それぞれ面白いです。

私が最初に勤務していた司法書士事務所では、権利者・義務者ならまず重要な義務者関係の書類が先で、後で権利者、としていましたが、次に努めた司法書士事務所では、逆でした。

 

自分のやり方で申請書を作れるようになってからは、基本的に自分が登記官だったらどの順番が理解し易いか?を基に綴じていきます。また、援用できる場合でも、再度コピーを入れています。原本還付の処理は多くなりますが、その方が流れが分かりやすい気がします。

申請書を見ればある程度その司法書士の性格が登記官には分かると思います。

印鑑の押し方、ホッチキスの綴じ方、原本還付書類のまとめ方など、その人それぞれでしょう。

 

地域的なものもあるかもしれません。大阪ではこんな感じですが、関東や北海道、九州なんかはどんな感じなんでしょう??

興味ありますね。

 

大阪の司法書士 前川でした。