普通の郵便局と印紙売り場の違い(司法書士にとって)

司法書士のおしごとの主なものに登記申請代理業務があります。

 

不動産や会社の登記どちらにも、登録免許税という税金が発生します。

登記申請の際のこの登録免許税の納付方法はいくつかありまして、簡単に書きますと

① 収入印紙で納める

② 現金納付(銀行やゆうちょ銀行などで納入しその納付済の証明を添付する)で納める

③ オンラインで納付する(オンライン申請の場合のみ)

があります。

納付する登録免許税の額が高額の場合は、②の方法を利用することが多いです。

一般的に司法書士が扱う場合は、①の収入印紙にて納付する場合が圧倒的多数かと思います。

 

そんな収入印紙ととても縁がある司法書士にとって印紙を買うところもまた気になるところ。

収入印紙は200円などの需要の高い種類はコンビニなどでも手に入るかもしれませんが、郵便局で入手するのが一般的。

司法書士の場合は、大抵の登記所(法務局)に印紙売り場が設置されていますので、そこを利用することが普通です。ですが、最近では直接法務局へ提出する必要のない登記申請も数多くありますので、郵便局も頻繁に利用します。

司法書士にとっては、圧倒的に印紙売り場のほうがありがたい!

なんでか?

それは、郵便局では、あの印紙の横についている白紙の部分がくっついてくるから。

あれを外して印紙を貼りつけるときが、思ったよりストレスなのです。

法務局の印紙売り場では、余分な白い部分はすべて切り取った状態でくれますので、すぐに貼れます。

 

逆に、郵便局のほうが少し助かると思う点もあります。

印紙売り場で高額の収入印紙を買ったとき、1枚で10万円などですので、小さい紙片が飛ばされて紛失されたら大事です。郵便局ではビニールの袋にいれて渡してもらえますので安心ですが、印紙売り場では直渡しなのでいつも失くさないかドキドキしながら取り扱わなければなりません。

 

ここで思い出すのが、一般の郵便局と裁判所にある郵便局の違い。

裁判所の郵便局では訴訟用の切手のセットを販売しています。そのままの状態で出すことができます。

これを一般の郵便局で購入するとなると、まず〇円切手が〇枚 〇円が〇枚・・・などと説明し(メモ書きを渡します)用意してもらうのに、不慣れな窓口の方が用意するのにかなり時間を要して後ろにならんでいる方に気を使いますし、またこの用意してもらった切手に関しても側面に例の余分な白い部分が含まれていて、これもきちんと綺麗にするのに手間がかかりますので、またこれもストレスです。

ま、どれもこれも仕方ないことなのでしょうがないですが、いつも郵便局で購入するたびに思っていたので、同業の司法書士の方には同感して頂けるかな?と思い、記事に書いてみました。

 

大阪の悠里司法書士・行政書士事務所 所長 司法書士・行政書士 まえかわいくこ