司法書士・行政書士の業務の経験を重ねていくと、段々と要領がよくなってきます。
致命的な失敗を避けるために何をどうすればいいか分かってきます。
失敗が絶対に許されない仕事も多いので、そこについてはまだ一度も私は経験していません。
ところが、いくら経験を積んだとしても所詮は人間のすること。
失敗は皆無とはいきません。
カバーできる小さな誤りや補正等はあります。
そこで、私がよくするのは「自腹を切る」こと。
よくあるのは、すぐに取れる書類が不足しているケースです。
これには理由があります。
私は、ご依頼者の負担を極力減らすために、最小限の書類で行ける場合はそれで進めたいと考えています。
よって、つけるかつけないか迷うときは、近くの法務局であれば敢えて添付しないで、登記官の考え方や反応を試してみることもあります。(当然、売買やその他、金銭のやり取りが伴う登記、日を確実に入れないといけない登記、急を要する登記の際にはしません) 必要ない、代替書類で行けるなど微妙なところが明らかになれば次回からご依頼者の負担を減らす方法で進めることができるのです。
しかし、必要になったときの補正に行ったり、追加書類を取ったりするのは自腹です。
こういったケースに関わらず、どの司法書士の方もある程度の自腹は経験されていることでしょう・・・
高い勉強代やな~てな場合もあるかもしれません・・・
登録免許税の計算さえ間違わなければそれほど大きな自腹はないので、そこだけは注意しておけばとは私はいつも考えています。
大阪の悠里司法書士・行政書士事務所 所長 司法書士・行政書士 まえかわいくこ