今日は朝からついていませんでした。
フルーツを向いているときに、刃物で手を怪我して、あまり良くない日かもとは少し感じていました。
移動中に電話が入り、ゆっくりお話しお伺いできないので折り返しお電話しますと返答し一度電話を切る。
電話の感じが横柄で遠方の番号だし、聞き逃げっぽい感じがしていたので、業務内容に関する相談か聞くとそうとの返答。
こちらから入電までに、電話番号を検索。
なんと相手は行政書士。
行政書士の先生とのおしごとのお付き合いは多いですし、一度もお会いしたことのない行政書士の先生から依頼を前提とした複雑なご相談を頂いたり(受任に至らない場合が確かに多いのですがお声かけてもらえるだけで有難い)、遠方の行政書士の先生からのお電話を受けることもありました。
でも、この人は自分を行政書士とは名乗らず一般人を装い、自分が実務で不明点や法律上の問題点を容易に知るために電話をかけてきたわけです。
普通であれば実務本や法律書などを調べて自分なりの見解を持ったうえで、実務の管轄官庁に相談を持ち込み確信に至るというプロセスで得られる情報で、かなりの時間と労力を要します。また、それをできることが=専門家であるということであるのに、それを時間をかけずに人に聞いてしんどいとこだけすっとばそうなんて虫が良すぎます。
ここまでならまだ許せます。
素人を装っている段階であれば。
ところが、怒り心頭なのは、
「先生は行政書士の先生ですよね?」
と指摘したにもかかわらず、まだ引き続き
「おしえて欲しいんですけど、実は自分のお客さんで・・・・・・」
と自分の実務でいつも疑問である法律に関する内容を一方的に話し出そうとするのです。
行政書士などの専門家ではない一般の方でも、司法書士事務所にお電話をされる方は、最初から自分の知りたいことだけを聞こうとする方は非常に稀です。
また、聞き方にも順序があります。
本来ならお答えできない業務に直接関係のない法律上の一般の質問も実際にはお応えすることは多々ありますが、それは常識を踏まえた社会人としてきちんとした質問の仕方や自分についての説明をされる方でたとえ自分にメリットがなくてもこの人を助けてあげたいな、とかそういった気持ちになる場合です。
基本的に司法書士に業務の依頼をしない相談の場合は、30分3000円~5000円ほどの相談料を申し受けることが一般的です。
これを踏まえても、自分が行政書士という専門家であるにも関わらず、平気でこのような入電をし、
「相談無料ってかいてあるでしょう?」
なんて言葉が出てくるのは本当に常識の範囲を超えています。
「相談無料」というのは、当然、業務の依頼の前提となる相談に決まっています。 役所の無料相談とはわけが違うのは誰でも分かること。
それを50過ぎぐらいの年齢になって(声の感じ)、しかも自分も行政書士という専門家でありそのことを他の人よりも理解できる立場であるにも関わらずそんな非常識な言葉が出てくるなんて信じられません。
滅多に愚痴は書きませんが、今日はご容赦ください。
注:行政書士の先生がみなさんこんな人であるということは決してありません。人間的にも素晴らしい人もたくさんいらっしゃいますので、何卒誤解をされませんよう・・・
大阪の悠里司法書士・行政書士事務所 所長 司法書士・行政書士 まえかわいくこ