大阪の司法書士・行政書士まえかわです。
法務局の不動産登記部門、特に権利の係では書類の紛失など許されませんし、実際にほとんどないでしょう。
とはいえ、所詮は人間100%絶対に紛失しないとも言えない・・・。
司法書士業に携わり既に8年目。
これまで府の民間委託の許可申請などでは何度となく提出書類を紛失されてきましたが、法務局(登記所)のことだけはずっと信じてきました。
が、つい最近、登記が終わっていることは確かなのに書類が戻ってこないことがありました。
登記完了から3日経っても還付書類等が戻ってこないので、法務局に電話をかけると調べるのに時間がかかるとのこと。
時間をおいて、かかってきた内容を聞いて驚きました。
「返還用の封筒が入っていなかったと思われます」
へ?
今ごろ?「思われます」って?
明らかに不自然な口調と説明に何となく不信感。
登記申請の際に返信用封筒を用意したのは間違いなく、事務員から受け取った書類の残りにも封筒はなく確実に提出したはずなのです。
しかも、もし封筒がついていなかったら、大抵完了前に連絡がはいるか遅くても完了後すぐに電話連絡があるはずなのに、登記完了して3日も経ちこちらから電話をかけてはじめてアタフタなんて紛失を疑わざるをえません。
今まで全面的に信じてクリップ止めで出していた私にも責任がありますが・・・
司法書士の方には、不動産登記の場合は、印鑑照合票等にホッチキス止めをお勧めします。
私はそれから、返信用封筒は申請書類の一部に必ず合綴するようにしています。
悠里司法書士・行政書士事務所(大阪市) 代表 まえかわいくこ