学校を卒業して、就職して会社員として社会人になったとき、「信頼」という言葉に対して今ほど敏感ではなかったと思います。
もちろん仕事をする上で、必ず責任が伴いますし、その責務を果たすのは当然でそれは果たしてはいました。
しかし、自分で経営するようになってから感じる「信頼」の大切さとは全く違うレベルのものでした。
今の仕事をしてからは、「信頼」こそがこの仕事のすべてといえるぐらい一番重要なものです。
日々たくさんの人と出会い、話をしたり、相談されたり、仕事をお受けしたりする中で、ひとつひとつの対応をきちんと当たり前にそして、さらにもう一つ上の信頼を勝ち取るための気配りをすること。
今自分が普通に仕事に困らずに何とかやっているのはこれを毎日しているから、というよりこれしかしていないというぐらいです。
最近、逆に
「この人は本当に信頼できない。信じられない。もう何も任せたくない」
と思う場面がありました。
自分がするといった期日を守らず、行動を守らず平気で自分がした発言をスルーしてしまう人です。
こんな人とは誰が一緒に取引をしたいでしょう? 契約したいでしょう? 人と人としてつきあいたいでしょう?
がっかりとしか言いようがないし、そんな人に今まで任せてきた自分にも腹が立っています。
改めて自分がそうならないようにどうすればよいかを考えさせられています。
悠里司法書士・行政書士事務所 代表 司法書士・行政書士 前川郁子