相続登記は司法書士です。(行政書士×)

大阪の司法書士・行政書士 まえかわです。


先日、ある方からのお電話で、

「相続による不動産登記名義の変更は司法書士が専門家で、行政書士はできないと聴いたのですがそうなのですか?」

という質問を頂きました。

結論から言いますとその通りです。

その方は、相続や遺産分割協議書などの作成を行政書士に依頼されたそうで、そのまま不動産登記の変更も進めるというので、疑問を持って調べていくうちに、行政書士は相続登記ができないという結論に達して弊所にお電話があったという経緯でした。

ただし、行政書士が代理して不動産の名義変更をすることはできませんが、その行政書士さんが別の司法書士に外注するか、お願いして進めていくことも考えられるので必ずしも違法になるわけではない。その場合は、必ず司法書士への委任状を書くことになるので、それがなければ違法になっている可能性があるという点は一応ご説明はしました。


私も、実際にお取引のある行政書士さんからの依頼で相続の登記だけを代理させていただく場合もあります。

注意しなければならないのは、申請人ご本人の名前で登記申請をしたり(これも相談業務、登記申請書作成にかかわるので司法書士法違反になります)、代理で登記申請したりする行政書士も中にはいるのは事実ですので、ご依頼される方もある程度お調べになってきちんとした専門家にご依頼いただくほうがよろしいかと思います。

とはいえ、そういったケースでご依頼者が悪いとは到底言えませんし、思えません。
誰が専門家なんて知らないことも多いし、まさか違法なことが法律の専門家と言える国家資格を持っている人がするなんて思いもよらないのが普通ですので。

とにかく、不動産登記は司法書士ですので、それだけでも覚えていただけましたらと思います。


悠里司法書士・行政書士事務所(大阪市福島区) 代表 司法書士・行政書士 前川郁子