昔は会社の商号(名前)としてローマ字や符号の使用はできず、横文字の会社の名前を不自然なカタカナで登記していましたが、平成14年11月1日よりローマ字と一部の符号などの使用が可能となりました。
現在では、会社の名前の選択肢は以前に比べて随分広がりました。実際にどんな文字が会社の名前として登記可能なのでしょうか?
会社の商号に使用できる文字は以下のとおりです。
①ローマ字
②アラビア数字
③次の符号
「&」(アンパサント)
「 ' 」(アポストロフィー)
「,」(コンマ)
「‐」(ハイフン)
「.」(ピリオド)
「・」(中点)
ただし、これらの符号を自由に使えるというわけではなく一定のルールがあります。
符号は文字を区切るために使用する場合に限り使用できるとなっており、基本的に商号の先頭や末尾に持ってくることはできません。
例外として、「.」(ピリオド)のみは省略を示すものとして商号の末尾(「株式会社」等を除いた部分)に使用することができます。
今回当事務所でご依頼頂いている会社さんは、
「株式会社GI.コーポレーション」 (仮名)
この商号はOKです。
「株式会社&XYZ」 はNGです。
また、スペースについてですが基本的には登記できません。
スペースが使用できるケースとしては、ローマ字の単語と単語の間に入れる場合のみです。
「Technical Laboratory 株式会社」 はOK
「中井 製作所 株式会社」 はNG
※いずれも仮名です。
会社の名前は一番重要です。 分かりやすくて親しみやすくしかも斬新なイメージのある商号をローマ字や符号を用いて考えられるのもいいかもしれませんね。