大阪の勤務司法書士の待遇は?

「司法書士」という職業と聞くだけで、なんだか儲かりそうなイメージをお持ちの方も少なくないと思いますが、現実はぜ~んぜん違います。

 

特に独立開業していない、個人の司法書士事務所雇われている勤務司法書士の待遇は通常よくありません。

司法書士法人の社員(株式会社でいえば、株主兼役員みたいなものでしょうか)であればそれなりの待遇もあるようですが、司法書士事務所は個人事務所が圧倒的に多いですので、それほど待遇のよい勤務司法書士は私の周りにはお目にかかりません。

私が最初入った司法書士事務所(大阪市内)は、ぶっちゃけ月収15万円でした。

ちょうど就職して3ヶ月後に合格が分かったので、司法書士として雇ったわけではなかったのですが、その後も待遇は変わらず・・・

当時は、子供も小さかったのでだんなさんの給料と合わせてなんとか生きていけたのでよかったですが、家族持ちの男性なんかはとても生きていけません。

 

その次に勤務司法書士として入った司法書士事務所も、一般の企業に比べればそれほど待遇はよくなかったのですが、最初に勤めた事務所に比べたら大分ましにはなったので最初は嬉しかったです。

しかし、入って4ヶ月後ぐらいから事務所の経営難で給料2割カットになり、結局私が大学を卒業後最初にもらった初任給ぐらいになってしまいました。

こちらの司法書士事務所には、辞めてからもお仕事を頂いたりお世話になることも多かったので、とても感謝しています。

(どちらかと言うと辞めてからのほうが、恩恵を受けている気がしますが・・・)

 

地域的な違いもあると思うので一概には言えませんが、大阪では上記のような状態です。

独立しても決して楽にやっていけるとは言いませんが、私自身は早く独立してよかったと思っています。

 

司法書士に限らず士業を経営するのはどんどん大変になると考えられますが、皆がやっていることをしなければいいだけですので、私はなんとかやっていけるかなと楽観的に考えています。

 

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