憧れのマイホームを購入。
幸せいっぱいのときです。
その一部をお手伝いさせて頂ける司法書士という仕事は素晴らしいな~とお客様の笑顔を見ていていつも感じます。
でも、本当に笑っていていいのでしょうか?
マイホーム(家や土地やマンション)などを買うとき、司法書士にいくら支払っているか把握している方はどのぐらいいるでしょう?
まず、司法書士を自分で選べるということを知らない方がほとんどです。
普通は、不動産会社とつながっている司法書士か、住宅ローンを受ける銀行の司法書士のどちらか(今は圧倒的に不動産会社つながりの司法書士が多いです)が手続きをします。
実は司法書士はほとんどの場合は自分(そう、家をかう方、あなたです!)で選べます。
必ず司法書士の見積もりは取っていただき、事前にいくらかかるかを確認してください。
司法書士報酬は自由報酬ですので、その金額に同意されれば高くても何の問題もありません。
というより普通は何の疑問ももたずにそういうものだと思い不動産購入にかかる諸費用の一部として支払って、損をしていることに気づくことさえないのがほとんどなのです。
なぜこのようなことをお伝えするかというと、お客さまが本当にかわいそうになるぐらいの高額の報酬を普通に請求している司法書士事務所が今でも少なくないからです。
そういう見積もりを見ると、さすがの私も同じ司法書士としてかなり恥ずかしくなりますし、お客さまがかわいそうになってしまいます。
数千万円のお金が司法書士が書類がそろっているOKと言うことにより、目の前で動きます。
司法書士の責任は重大ですので、それぐらいの報酬を取ってあたりまえという考えもありうるため、それを高いとは私は言いません。
でも、特にサラリーマンのお父さんが一生懸命何とか子供や家族のために汗水流してやっとマイホーム手に入れるときなど、何も知らずに本当に気の毒で仕方ありません。
実際の報酬の違い、
ケース①
某司法書士事務所の見積書 23万円
当事務所 8万円
約3倍
ケース②
司法書士事務所②の見積書18万5000円
当事務所 9万円
2倍以上
(こちらは数日前のもの。所有権移転が2件、住宅ローンあり、別途調査あり)
注:登記報酬はケースバイケースですので、必ず上記の費用がかかるあるいはそれ以上かからないということではございません。
なぜ、個人の方の住宅ローンや所有権移転のときの報酬だけそんなに高いのか?
どっちかというと、口うるさい業者さんのほうが手間がかかるんじゃないのかな?
結局は知ってるか、知らないかということです。
司法書士事務所ならどこでもできる仕事なのに、相手が知らないのをいいことに、高額の報酬を請求することは私にはできません。
私は皆がハッピーになってほしいので、なるべく安心価格でとは考えていますが、適正価格であると自身は思っています。
当司法書士事務所は他の司法書士ができない在日韓国・朝鮮籍の方の相続など、全国の司法書士の方から助けてほしいとのご連絡を頂く業務を日々しております。
そういう仕事をしていますと、どの司法書士でもできる仕事にそれほど高額の報酬を請求するほど付加価値があるとは到底思えないのです。
そうとは言え、それだけ責任の重い仕事です。安ければよいとも決して思いません。
しかしながら、普通の司法書士の目から見てあまりにもひどい司法書士事務所もあるのは事実です。
家を買うときは、絶対に司法書士の見積もりは取ってください。
高くてもご本人が納得しているなら全然問題ないと思います。
ただ、知らずにぼったくられないようにだけ気を付けて頂いて
マイホームをゲットして是非幸せになってください!