同じ管轄に、いくつかの不動産登記申請を提出する場合で、完了後の書類の返還方法を登記所の窓口送付ではなく、
「郵送返送」
とする場合、1件(または連件)ごとに、返送用のレターパックをつけずに、ある程度まとめて送付してもらえたら返送用レターパック費用がセーブできると思いませんか?
で、
もう、早速、結論から言っちゃいますと、
「できません」
です。
登記申請は、1件ごと(連件のときはもちろんまとめて)に登記官に担当ふりが回されると思われます。
よって、返送用封筒を共通で使用したいからという理由で、一人の登記官にまとめて割り振ったり、あるいは別々の登記官に回し、返送用封筒だけを共通で使用するような取扱いをする(管理が面倒で、手間がかかるので現実的でない)などということは、してもらえるはずもなく、申請ごとに別々の封筒をつけないといけません。
で、ここからは独り言。
そんなに件数が多くなければ、無関係の登記申請に連番を振り、さらっと同じ連件のように出してしまうと、そのまま処理してくれることがあります。
でも、本来は別々の申請となるべき内容ですので、別途封筒を送れとか、次回から別々に申請してください、とか法務局の手を煩わせる結果になる可能性が高いのであまりお勧めはできません・・・。
あくまでも、独り言ということで。
悠里司法書士・行政書士事務所(大阪市福島区) 代表 司法書士・行政書士まえかわいくこ