土地などが道路や、敷地権である旨の登記がない古いマンションの敷地で共有になっている場合は、住宅ローンが支払えなくなったことが不動産の謄本を見ればバレバレになる。

不動産の登記簿謄本(登記情報、登記事項証明書など)は、誰でも基本的に誰でも取得等が可能です。

ただし、全く関係ない誰かのを見るということは普通しません。

不動産の登記簿謄本(登記事項証明書)はお金がかかるので。

自分が持っている不動産に関する登記事項証明書は、何度か見る機会があると思います。

物件を購入して取得したとき、金融機関で住宅ローンの借り換えをしたとき、相続登記などで名義が変わったときなど。

単独所有の物件なら自分の情報しか見れません。

ところが、共有になっている場合は、他の共有者の住所氏名や、どこの抵当権が付いていて、いくら借りたかという情報までざっくりですが、知ることができます。

で、共有になっている物件で、もし住宅ローンが払えなくなって、差し押さえや競売などになった場合などは、他の共有者が不動産の謄本を取ったときバレバレになるわけです。

通常、他人さまと共有になっているということは、道路部分を共有しているか、マンションの敷地で、敷地権である旨の登記がされていないようなケースなので、ご近所さんである可能性が高い。

「〇〇号室の〇〇さん、住宅ローン払えなくなって、競売にかかってるわ」

なんて、丸バレになってしまうのです。

まあ、何もない限りそんなに不動産の登記簿謄本など取得しませんので、頻繁にばれるというものでもないでしょうが、なんかのタイミングでご近所さまにばれてしまうと、かなりバツ悪い。

でも、知られることは防ぎようないので、仕方ないんですね。

そんな不名誉な登記がされないようにできれば一番いいのですが・・・。

悠里司法書士・行政書士事務所(大阪市福島区) 代表 司法書士・行政書士まえかわいくこ