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毎日のように同じ説明をご相談者に強いる気がします。

似たような資格の名前なので、一般の方には分かりづらくて当然です。

決してご相談者のせいではありません。

一昨日は、

「前に会社の登記の変更をしたときに依頼した行政書士がいてたけど、今回はこちらでお願いします」

と言われ、

「会社の登記の変更は、行政書士ではなく司法書士が専門なんですよ。」

と説明をしまして、

昨日は、

「田舎の不動産の名義が旧姓になっているのを変更したいと近くの行政書士に相談したんですよ。」

と言わた際に、

「不動産の登記は司法書士しかできないので、司法書士さんに相談されたのかもしれませんね~」

と伝えまして、

本日は、

「帰化の相談で来られたご相談者が、実は直接帰化には関係ない話ですが、自宅が亡くなった前妻の名義のままになってまして、近くの行政書士に相談したら、色々と書類が複雑で進めるのが難しいと言われたんですが・・・」

と言われ、(あ~また来た来たと思いながら)

「そうですね。行政書士は、相続による不動産の登記の変更はできないので、司法書士に聞かれたんでしょうかね・・・」

毎日このようなやり取りをしております。

そのまま流すことも非常に多いのですが、やはり司法書士としては、正確な情報をお伝えしておきたいという気持ちがあります。

お伝えしてもおそらくすぐに忘れられると分かっていても・・・。

なぜなら、司法書士と行政書士では、資格の難易度がはるかに違うので。(もちろん司法書士がメッチャ難しいです)

似た呼び方なので、資格名を変更する話もかなり前からあるにはあるものの、進んでいません。

全く違う資格名になれば違いを知っていただけるのか?

悠里司法書士・行政書士事務所(大阪市福島区) 代表 司法書士・行政書士まえかわいくこ

大阪の司法書士・行政書士のまえかわです。

司法書士資格と行政書士資格。
両方取得したいと思っている場合にどちらから始めるべきか?

絶対に両方とるという強い決心をお持ちの場合は、司法書士から勉強されることをお勧めいたします。
なぜなら、司法書士試験に合格できるなら行政書士試験はほぼ1回で合格できるからです。

ただし、司法書士試験合格を目指すなら中途半端な気持ちではなかなか合格は現実のものとはなりませんので、とりあえず資格が欲しいという場合は、行政書士試験から目指すほうがよいでしょう。

行政書士試験は仕事をしながら合格している人が多い資格です。

対して、司法書士試験は試験直前にフルで働いている人で合格する人はほとんどいません。


ご参考になればうれしいです。


悠里司法書士・行政書士事務所(大阪市福島区) 代表 司法書士・行政書士 まえかわいくこ
大阪の司法書士・行政書士のまえかわです。

「司法書士と行政書士」

似たような名前でその違いをご存じでない方がとても多いです。

家を購入するときや、相続手続きをするとき、その他司法書士に依頼するような場面に出会わない方にとっては、

「司法書士って?」

「なんか聞いたことあるけどよう分からん・・・」

となるのは当然かもしれません。



特に司法書士は行政書士より知名度が低いと感じます。

自分が司法書士・行政書士事務所をやっていると伝えても、次に会うと
「行政書士さんやったよね?」
と聞かれたりしますし、

ひどいときには、
「司法書士」
としか名乗っていないときでも、
「行政書士さん」となっているときさえあります。


名前が似ているから仕方ないし、分かりづらいですよね。


自分は紛れもなく行政書士でもあります。
それでも、司法書士と呼んで欲しいのです!

ちがうんです、全く違うんです。

いっそのこと全く違う名前になればよいのです。

法務士とか生ぬるい名前ではなくて、強烈な名前なんかないでしょうか!?


悠里司法書士・行政書士事務所  所長 司法書士・行政書士 前川郁子

司法書士、行政書士の合格率・難易度は?

大阪の司法書士・行政書士のまえかわです。

久しぶりに連絡のあった友人より、その職場の方が資格の勉強を考えているので、

「司法書士」 「行政書士」 の資格の難易度や合格率、勉強時間などを教えてほしいとメッセージをもらいました。


そこで、まず最近の合格率を調べてみますと、

司法書士は 約3.5%

行政書士は 約10%

が直近の試験の結果でした。



う~~ん。どちらも私が受けた時より合格率がかなり上がっている。
(←なんか悔しい、損した感じ(・・;))

私が受けた当時は、

司法書士 2.8%
行政書士 4.8%

でした。

司法書士試験は長い間2%後半の合格率がキープされていたのに、最近はかなり上がってきているようです。

行政書士試験については、もともとその年によって、合格率が2%台であったり、14%ぐらいになったり、かなり不公平感まんさいの試験ですので、合格率はあまり参考にはなりません。
それゆえに、行政書士のレベルも合格年によってぴんきりと言えます。


難易度は全く違います。
科目数やその問題自体の難易度、奥深さ、実務に直結しているかどうか、すべてにおいて比べ物にならないぐらい司法書士試験は手ごわいです。

司法書士試験は、直前期に勉強に専念できる環境でなければ合格はかなり厳しいです。
少なくとも直近3か月ぐらいは一日のうち、食べる、寝る、風呂など必要最低限の行動以外はすべて勉強時間とするぐらいの覚悟が必要です。

初学者であれば司法書士専門予備校を利用してもまともに試験を受けるためのレベルに達するまでに2~3年程度は必要です。
法律初学者が独学で合格は極めて困難です。

一方、行政書士試験も簡単ではありませんが、こちらは働きながらでも十分合格できると思います。
独学で合格している方も少なくありません。

ちなみに、私は行政書士は司法書士の後で取得しましたので、勉強期間はわずか3週間。
1日3~5時間程度。
末っ子がおなかにいる臨月に試験をうけ、その次の日に出産しました。(←多分こんな人私ぐらい!?)


ところで、公認会計士、税理士、弁護士、弁理士は試験を受けずに行政書士として登録することが可能ですが、なぜか一番試験内容が近いと思われる司法書士は行政書士試験を別に合格しなければ登録できないのですよ!







司法書士、行政書士の職務上請求書使い分け

大阪の司法書士・行政書士のまえかわです。

 

司法書士や行政書士はその依頼された業務について戸籍や住民票を職権で取得することができます。

この場合、「職務上請求書」という書類を使用せいて請求します。

 

あくまでも依頼を受けた業務に関する範囲でしか取り寄せができません。

当事務所の場合は、司法書士と行政書士の兼業ですので、その依頼内容によってこの職務上請求書も使い分けます。

 

登記の依頼を受けたときは司法書士、遺産分割協議書作成などの場合は行政書士という具合です。

役所に請求書を提出するときに、身分証明書をそれぞれ提示します。

 

行政書士の職務上請求書はたま~にしか使用しませんので、いざ書こうと思ったら様式が司法書士とは違って

「どう書くんだっけ?」

となってます( ̄ー ̄;

 

悠里司法書士・行政書士事務所 まえかわいくこ

2日ほど肌寒い日が続きましたが、今日はまた少し気温が上がってきています。

暑がりのわたしは事務所では基本、半袖で過ごしております。

※もちろん来客のときには、スーツですが・・・

 

最近感じること。

それは、日々司法書士業務と行政書士業務を両方やってみて、ご相談者の相談の仕方の違いの大きさ。

 

司法書士業務についてのご相談は、

「御事務所では・・・されていますか?」

「先生(=私)は・・・思われますか?」

 

行政書士業務についてのご相談は、

「御社では・・・?」「おたくの業者さんでは・・・?」

「○○さん(=私)は・・・・?」

 

この違いは歴然です。

「御社」と言われてもよいのですが、何となく心にひっかるものがあります。

しかし、「業者」扱いは正直少し傷つきます( ̄ー ̄;

 

行政書士業務をしていてご依頼者の方から「先生」と呼ばれることは滅多にありません。

司法書士業務のときは、基本的には「先生」と呼ばれる方が多い気がします。

 

わたし自身は〇〇さんのほうが、親しみを感じるのでよいのですが、これだけ業務内容によって違いがでるのものなんだかな・・・と思います。

 

 

大阪の悠里司法書士・行政書士事務所 所長 司法書士・行政書士 まえかわいくこ

 

帰化申請は司法書士か行政書士か?

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一般の方には分かりにくい「司法書士」と「行政書士」

重なる部分はあるものの、基本的にはどちらかしかできない業務が多い。

会社の設立登記、不動産の名義変更の登記、裁判所提出書類の作成、それに関する相談および書類作成、などは、司法書士(または弁護士)しかできません。

それに対して、

建設業、宅建業などの許認可の申請、在留資格関係の申請は行政書士しかできないと解されます。

※逆にそれ以外の業務(例えば、遺言書作成、遺産分割協議書の作成など)は、司法書士でも対応可。遺産承継業務(相続人全員からの受任により、相続手続き、財産の管理、分配などを行う)については、司法書士(か弁護士)しかできることは、明文化されていません。

このようにどちらかしかできない業務もそれなりにあるのですが、「帰化申請」については、本来は司法書士法から鑑みて「司法書士業務」です。

ただし、司法書士の中で帰化申請を受けている人が少ないので実際にはほとんどが行政書士が受けている。

というのが現状となります。※末尾に司法書士法からの抜粋あり

行政書士は、他士業の法律で定められている業務以外の業務だけを行うことができることになっているので、上記のとおり、帰化申請は法務局に提出する書類の作成にあたり、司法書士法で司法書士業務に定められており、司法書士しかできない業務であるはずですが、

司法書士は難関国家資格であり、行政書士よりかなり人数も少なく、その中で帰化業務を受けている人がほぼいないとなると、行政書士が放っておくはずがなく、現在のように行政書士が受けている、

本当なら司法書士会が黙ってはおけない現状となっています。

本日電話にて

「帰化申請は司法書士もできるんですか? 司法書士と行政書士とどちらも持っているところしかできないのでしょうか? 普通は行政書士なのでしょうか?数はどちらが多いですか?」

といった質問を受けたのですが、返答としては、

帰化申請は司法書士でも行政書士でもできる。どちらも持っていないとできないことはない。(上記のとおり、本来は司法書士しかできない業務ですが、そこまでの説明は省き、ご相談者の必要な情報だけをお伝えしました)

ただし、司法書士でも行政書士でも帰化申請を受任していない、または力をいれていない事務所もある。

数で言えば、行政書士事務所のほうが圧倒的に多いと思われる。それは、司法書士と行政書士の人数は比較にならないぐらい行政書士のほうが多いから。

よって、司法書士か行政書士かではなくて、帰化に力を入れているかどうか、費用やサービス、司法書士・行政書士などの方針・性質などを調べて総合的に選ぶのがよい。

とお応えしました。

そうはお応えしたものの、行政書士は人数が多いのと資格の難易度が低く容易に取得できるため、幅広いレベルの行政書士が存在し、中には驚くような対応をする人がおり、そんな事務所に依頼したご依頼者が当職に再依頼されるケースが後を絶ちません。

具体的には、帰化を受けるだけ受けて申請せずに半年~1年以上放置したり、帰化についてあまりご存じでないご依頼者に、事実と違う帰化の要件や必要書類をつきつけ、時間稼ぎをしたり、最初にろくに要件も確認せず受けて、途中でできないと放り出されたり、帰化の専門家として信じられないような仕打ちが普通に行われていることに憤りを覚えることが少なくないのです。

全体的な割合としてはそのような行政書士は多くないかもしれませんが、実際にそういった相談が頻繁にあり、不思議なことに司法書士に依頼されて同様の相談は皆無でした。司法書士は資格の難易度も非常に高く、人数も少なく、ある一定のレベル以上の人しかいないという印象です。

司法書士と行政書士。

名前が似ているので一般の方にはどちらに頼んでいいか分かりにくいですよね!

そういう時は、当事務所のように司法書士と行政書士の兼業の事務所に一度どちらの業務にあたるかをご相談して頂いてもいいかもしれません。

司法書士法(抜粋)

第三条 司法書士は、この法律の定めるところにより、他人の依頼を受けて、次に掲げる事務を行うことを業とする。

二 法務局又は地方法務局に提出し、又は提供する書類又は電磁的記録(電子的方式、磁気的方式その他人の知覚によつては認識することができない方式で作られる記録であつて、電子計算機による情報処理の用に供されるものをいう。第四号において同じ。)を作成すること。ただし、同号に掲げる事務を除く。

悠里司法書士・行政書士事務所(大阪) 所長 司法書士・行政書士 前川

司法書士なら一度や二度じゃないでしょう。

「行政書士」と間違われること。

 

知っている人なら、その違いは歴然としていますが、知らない人にとっては紛らわしいったらありゃしないのです。

 

今日は子供の家庭訪問があり初めて担任の先生とお会いしたのですが、職業を「司法書士」です、と説明しても何度も「行政書士ですか?」とその違い(仕事内容以前の職業の問題)が全く把握されていませんでした。

私は行政書士も兼業しているので、間違いではないのですが、「司法書士」と名乗っているのに「行政書士」となってしまうのが、本当に残念です。

なんとか、司法書士と行政書士の違い、司法書士しかできない業務を知らずに行政書士に依頼することがないように一般の方に周知する方法はないかと考えますが、なかなか現実には難しいでしょう。

 

 

 

 

司法書士と行政書士の資格ならどっちを狙う?

このご時世、何か資格を取っておいた方がいい。

でも、何の資格を取るのがいいのか。

様々な資格がある中で、文系出身者が狙う法律系の資格として、「司法試験」「司法書士試験」「行政書士試験」があります。(その他にも、「不動産鑑定士」「土地家屋調査士」「社会保険労務士」などもあります)

まず司法試験は、新司法試験では法科大学院に入学し、課程を修了した後にやっと試験を受ける資格が与えられ、またその試験も5年内に3回しかチャンスがないため、かなり厳しい道のりです。 まず法科大学院に通うにはものすごい学費がかかります。努力だけでは受ける資格さえ得ることができなくなった司法試験は、一旦社会人になった後で目指すのはこれまでより相当難しくなりました。

 

そこで、「司法書士」「行政書士」を考えます。

どちらも年に一度行われる一発勝負の試験です。

試験の難易度は司法書士試験が圧倒的に高く、行政書士試験も近年では合格率が落ちているものの、勉強にかかる労力と年数は比較になりません。

実際には、私は司法書士試験は3年間勉強して合格することができたのですが、行政書士の勉強は試験前の3週間のみでした。

司法書士に合格してからの行政書士試験なので、初学者の方にはあまり参考にはならないかもしれませんが、実際に両方の資格を取得してみた感想としては、司法書士試験が100倍以上しんどいし、犠牲にするものも多い。(あくまで個人的感想です)

 

そこまでしてしんどい思いをして司法書士資格を取る必要があるのか?

行政書士の資格でもいいんじゃないか?

 

と言えばそうかもしれません。

しかし、「司法書士」と「行政書士」では、社会的評価がかなり違います。本当に一般の方は2つの職業の違いについても知らない方が多いですが、知っている人からは、その違いは明らかに感じられます。

また、独立開業してやっていけるか?という問題ですが、これも「司法書士」と「行政書士」ではかなり差があります。

まず資格取得者の人数自体がかなり違います。行政書士は試験を合格しなくても、税理士さんや公認会計士さんなら登録すれば行政書士となれますので、その分も加えて多いと言えます。

もちろん行政書士でも成功していらっしゃる方が大勢いますが、専業では食べて行けず別の仕事をしながらやっている人が多いのも事実です。会費が払えず懲戒になる会員も毎月出ています。

他方、司法書士は同期の開業者を見てもみんな専業でやっていけています。(今後は正直分かりませんが・・・・( ̄ー ̄;

 

結果として、自分の置かれた環境(勉強に専念できるか、家族の理解が得られるか、他の様々なことを犠牲にできるか・・・など)や、商才の有無(商才があれば行政書士でもやっていけますし、なければ司法書士でも無理ですが・・・少しはまし?)、かけられる費用の有無など総合的に判断してどの資格を目指すかを決めていくのがいいでしょう。

 

司法書士と行政書士は紛らわしい

司法書士と行政書士って名前が似ていて紛らわしい。

でも、実際には全然違うんです。

 

知っている人は知っているけど、知らない人のほうが多い。

悲しい・・・

 

司法書士が行政書士と間違えられるので、名称を変えようという流れがあったけどあれは終わってしまったんでしょうか?

今からでも何か別の名前に変わらないものか。

 

でも、「司法書士」には愛着があるのも事実。

さよならしたくない。

 

韓国のように「法務士」とするほうがよいか?

許認可の係に行くと、行政書士のことを「書士さん」と呼ぶ。

 

なんだか複雑な気分です。

登記の世界では、法務局の登記官に「書士さん」とは言われない。

 

司法書士として、「書士」と言われるのはあまりうれしくないのはなぜでしょう?

気持ち的に、「書士」以上の広範囲に業務が及んでいるからか?

 

行政書士として呼ばれるときに「書士」と呼ばれても、気分は悪くない。なぜなんでしょう?

行政書士=書士   司法書士=?

 

なんかしっくりくるええ名前ないんでしょうかね~

 

今日は息子がウィルス性の胃腸炎で大変でした。昨日は看病で寝れません。

でも、母親ってこういう時こそ存在価値ある。 逆に特権やなとも思っています。

(また急に話題が飛んだ。すみません・・・)

 

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